第80回『一億本の向日葵』~自由意志。選択が思い出をつくる~

第80回『一億本の向日葵』

~自由意志。選択が思い出をつくる~

樋野先生のお誕生日のお祝いで、万座温泉日進舘を訪れました。それまでの春の陽気がうそのように、当日は雪がしんしんと降り積もる冬の天気。松本市から車で約3時間の道のり、冬用タイヤでもスリップを繰り返し、まさに手に汗握りながらのドライブで、やっとのこと万座温泉に到着しました。その甲斐もあって、真っ白に雪化粧した万座の幻想的な風景や、空から降る雪を見ながらの露天風呂は、緊張した体と心を深く癒してくれるものでした。

夕食は、樋野先生のお誕生日を祝う宴会です。日進舘の心づくしのお料理、樋野先生の奥様Jeanさんの愛情こもったバースデーケーキに舌鼓を打ち、歓談やカラオケを楽しむとても充実した時間となりました。コロナウィルスの影響がまだまだ色濃い状況です。今回の会に参加したいと思っていたものの、参加が叶わなかった方々もいらっしゃいました。参加された皆さまも、最後の最後まで迷っていらっしゃった方がほとんどなのではないかと思います。一つの行動の選択で、こんなにも集団の心がざわめくことはあまりないかもれません。そんな状況を踏まえて、樋野先生がこんなお話をしてくださいました。

「雨が降った時に、傘をさすのか、レインコートを着るのかは自由意志だからね。選択が良き思い出をつくるね~」

 今回のことに限らず私たちは日々何かの選択をし続けています。それほど気にかけなくてもできる簡単な選択もあれば、迷いに迷い、判断を先延ばしにしたくなるような選択もあります。がんと共に生きることであったり、今のように新型のウィルスの出現で、これからの見通しを立てることが難しかったり、今後の人生や他者にも影響を及ぼす可能性のある選択は、判断までの過程がとても複雑です。その過程を踏んだ上での選択は、もうそれ自体が人生の思い出となり得るのだと思います。さらっと決められてしまうことは、良くも悪くも人生に思い出もインパクトも残しにくいのではないでしょうか。同じ状況を誰かと共有しているということは、一体感を生み出し、苦しいことも良き思い出に変化させる力があるかもしれません。

 今回、1800メートルの高地にある万座温泉で、樋野先生と企画者の市村雅昭さんや参加された方々が私に届けて下さったもの。それは、「樋野動物園=個性と多様性」の未来のヴィジョンそのものでした。

 ぜひ皆さまも天空の温泉 万座温泉日進舘へ足を運んでみてくださいね♪

ひまわり&パンダ担当🌻齋藤智恵美

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