第101回「心に咲く花会」『真の器量』 〜 「Union is Power」 〜

第101回「心に咲く花会」

『真の器量』 〜 「Union is Power」 〜

筆者は、穂森宏之 氏と出会いで、2003年『われ21世紀の新渡戸とならん』(イーグレープ発行)が世に出た。 これが、その後、本を執筆するようになった原点である。 この度、再び イーグレープから『聖書とがん』が、出版されることとなった。本書では、第2部は『21世紀のエステル会』、第3部は『心に咲く花会』の紹介とブログを抜粋させて頂いた。コロナショックの蔓延化の日々である。『がんばりすぎない、悲しみすぎない。』(講談社)の講演を依頼された(添付)。「良書を読み、有益な話を聞き、心の蔵を豊かにする」(新渡戸稲造)。 これが、『真の器量』ではなかろうか!  

「器量」といえば、「桃太郎」を思い出す。 鬼ケ島遠征の物語は、子供時代、村のお寺の紙芝居でよく聞かされたものである。 桃太郎が「犬・雉・猿」という性質の違った(世にいう犬猿の仲)伴をまとめあげたことを挙げ、世に処する人は「性質の異なった者を 容れるだけの雅量」を もたなければならないと 新渡戸稲造は『世渡りの道』(1912年)で述べている。 これが、『樋野動物園』開設(2019年10月13日)の目的であり、「競争の名の下に、実は 個人感情で 排斥をする自称リーダーヘの 警鐘」でもある。 87年前の1933年3月3日に 三陸で地震の大災害があったと記されている。 その時、 新渡戸稲造は 被災地 宮古市等沿岸部を 視察したとのことである。 その惨状を 目の当たりにした 新渡戸稲造は「Union is Power」(協調・協力こそが力なり)と 当時の青年に語ったと言われている。 まさに、今にも生きる言葉である。 時代の波は 寄せては返す。「人の心と 歴史を見抜く 人格の力出でよ!」。

新渡戸稲造は、第一次世界大戦後、国際連盟設立に際して、初代事務次長に選任され、世界平和、国際協調のために 力を尽くしている。 世界中の叡智を集めて設立した「知的協力委員会」(1922年)には 哲学者のベルグソンや物理学者のアインシュタイン、キュリー夫人らが委員として参加し、各国の利害調整にあった。 この「知的協力委員会」の後身がユネスコである。 思えば、癌研時代、今は亡き 原田明夫 検事総長と、2000年『新渡戸稲造 武士道100周年記念シンポ』、『新渡戸稲造生誕140年』(2002年)、『新渡戸稲造没後70年』(2003年)を、企画する機会が与えられた。 順天堂大学に就任して、2004年に、国連大学で『新渡戸稲造 5000円札さようならシンポ』を開催したのが 走馬灯のように駆け巡ってくる。 2020年は、「新渡戸稲造 国際連盟事務次長就任100年周年」& 新渡戸稲造 著『武士道』出版120周年である。

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